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「Rebirth Drive」の価値観に共感し、ご協力くださっている皆さまに感謝します。
長年の問題がすべて解決!加工レス・組付け不具合無し・鍛造による高強度・最適な熱処理とメッキによる長寿命化・日本の技術と品質で動作が軽くなる!
クラシックミニ(ローバーミニ)(1982年以降のバートタイプクラッチ仕様車)
Rebirth Driveのクラッチプランジャーキットは、クラシックミニを整備するプロメカニックさまの多数のご意見から設計考慮しており、「組み立て不具合が起きない(加工・リビルド不要である)」ことを前提に製品化しました。今までのサードパーティ製品にありがちだった”加工しないと組み立てができない””動作がスムーズにならない”不具合が解消することを実現。
また、早い段階での「クラッチが切れにくくなる」「すぐに摩耗してしまう(交換頻度が高い)」という不安からも解放されます。
プッシュロッドからクラッチプランジャーまでの5点に及ぶ構成部品のすべてに、1/100mm単位の設計調整を施し、それぞれに考慮した最適なメッキを選定。現代技術に加え日本品質で製造された本キットは、今までにない高い耐久性を実現し、長年にわたり愛されるクラシックミニの延命に貢献できるのではないかと願っております。
※本製品は、すべての構成部品を当社製品に同時に交換することを前提に、企画、設計、生産しております。それ以外の交換方法による場合、組付け不良や動作不良などの二次的不具合が発生することがありますので、絶対におやめください。
※潤滑には、必ずグラファイト(黒鉛)系の固体潤滑剤を用いてください。特に、二硫化モリブデンの粒子は非常に硬いため、アルミケースなどの柔らかい材質の部品を削ってしまう恐れがあります。
クラッチレバー(アーム)がプランジャーの穴に入らない
プッシュロッドがレバーの溝に入らない
クレビスピンがレバーの穴に入らない
加工しないと組み立てができない
組み合わせをうまく変えて何とかしている
すぐに摩耗してクラッチが切れにくくなる
すぐに錆びてしまう など…多数
とてもシンプルかつ機械的なクラシックミニのクラッチ機構。ゆえに、各部品の接点で摩耗が発生しやすい状況が伺えました。それら部品を現在主流のサードパーティ製品(以下,流通品)で集めてみると、それぞれの部品が別々のメーカーからラインナップされています。また、製造時期によって相手部品との相性が悪くなったり、ガタつきが大きくクラッチ操作に不快感があったり、ようは、各部品の精度が悪いことでスムーズなクラッチ操作ができず、クラッチペダル重くなったりしてしまうことが発生しています。それらは、組み付けをおこなうメカニックの技量や処置方法にかかっており、満足のいく整備にたどり着くまでに多くの苦労があります。
一例として、「プッシュロッドがレバーの溝に入らない」場合は、仕方なくプッシュロッドを研磨していることもあるそうですが、これはメッキ層を剥がしてしまうため、早期の錆の発生に繋がってしまいます。しかしながら、現状で手に入るサードパーティ製の流通品を使えるようにするには、このような処置を繰り返しているのが現状です。
その流通品の中には、”日本製”や”強化品”をうたう製品が多数ラインナップされていますが、残念ながら相手部品を考慮しておらず、”ただ硬いだけの素材選定””間違った熱処理””雑な寸法の設定”などが散見されており、上述したお悩みの解決には至っておらず、プロメカニックさまが長年にわたり苦労されているのが現状です。
流通品を調査したところ、すべての部品において、適材適所ではない安直な材料選定や、熱処理があることが判明しました。取り扱う仕入れルートや時期、上述したような組み合わせによっては、早期に摩耗するリスクが高いことが明確になりました。
そこで、大前提にプッシュロッドからプランジャーまでの構成部品すべてをキット化するとともに、それぞれに適した素材と工法を設定しました。
↑ 全10点をRebirth Driveでオリジナルキット化。すべて自動車の純正品でも使われているもので構成しております。
各構成部品は、2つのクレビスピンを介してクラッチを切り離す構造となっており、各部品が常に接触している状態です。そのため、少しでも摩耗が進んでいくと、クラッチが切り離されるまでのクラッチペダルストロークが増す事になります。よって、新品状態においては、それぞれの部品の隙間(クリアランス)が最小限になるように、1/100mmの精度で新設計を実施しました。
↑ 各部品の隙間は、1/100mm(0.01mm台)の精度で加工される。仮組みだけでも、従来品とは異なることが実感いただけるかと思います。
単にメッキというと、バンパーなどの装飾から、錆を防ぐために機能的な付加を施す処理など多種多様なものが存在しています。
流通品においては、機能を成していないメッキ処理が多数確認できており、結果的に早期の摩耗や錆の発生が起きていることが判明しました。
これらメッキ処理の”正しい組み合わせ”によって、従来品では実現できなかったスムーズなクラッチ操作に貢献できるとともに、すべての部品に耐食性を持たせることで長い期間においても、安心してご使用いただけます。
↑ 従来にはなかった正しいメッキ処理による質感は、手に取るだけでも”違い”が実感いただけるかと思います。
上記すべての改良により実現できたのが、今まで実現できなかったクラッチ操作の摺動性の向上です。
プッシュロッドから、プランジャーまでを操作する荷重を測定したところ、約34%もの低下が確認できました。
↑ 共に新品で、従来品とRebirth Drive製品を比較したもの。引っかかりもなく、スムーズに摺動するため、それは荷重の数値差としても大きく表現できた。(クラッチカバーハウジングのみ中古品を使用して測定)
プロメカニック、ユーザーから最も期待されているであろう、耐久性についても、Rebirth Driveは走行試験で検証を実施。
流通品とは、比較にならないほどの高い耐久力を確認できました。
詳しくは、過去の進捗レポート記事をご確認ください。
↑ 同じ走行距離で、新製品はほとんど摩耗していませんでした。一方で、従来の流通品は…。
※実際にいただいたお問い合わせをもとに掲載しております
Q:材質は何ですか。
A:自動車の純正品にも使われる素材を使用しております。ローバー純正品および流通品を多数調査し、最適な材質を選定し製造しております。
Q:潤滑剤は何を使えば良いですか。
A:グリースではなく、必ずグラファイト(黒鉛)系の固体潤滑剤を用いてください。特に、アルミケースなどの軟質金属との摩耗リスクを避けるため、モリブデン系のグリースの使用は慎重に検討すべきです。二硫化モリブデンの粒子は非常に硬いため、アルミの柔らかい材質の部品を削ってしまう恐れがあります。推奨するグラファイト系固体潤滑剤は、摩擦低減・高温耐性・非粘着性・化学安定性の面で優れており、Rebirth Drive当製品への用途に非常に適しています。
Q:特にクレビスピンの見た目が変わらないように見えますが、何が変わったのですか。
A:熱処理およびメッキの仕様が異なり、高い耐摩耗性と耐食性があります。Rebirth Drive新製品のメッキは、厚さが2倍以上(英国仕入れ品と比較ですと4倍以上)増しているとともに、硬さが2倍以上(英国仕入れ品と比較ですと3倍以上)向上しており高い耐摩耗性があります。また、摺動性が良くなる種類のメッキを施しております。そのため、長い期間のご使用においても、摺動性が良い状態を維持でき、母材そのものが摩耗することが従来品より減ることが考えられます。従来品は、熱処理がないものやメッキ処理が不適切なものが多く流通していますので、柔らかく摩耗しやすい傾向になります。ご注意ください。(なお、メッキ厚さは、見た目での判断は難しいと考えられます。1mmの1000分の1=1μm(マイクロメートル)から10μmの単位で管理されているためです。)
そして、上記の[改良点2:高精度加工]の通り、クレビスピンにおいても、メッキ前から1/100mmの精度で加工されております。そのため、メッキ後においても、従来品にありがちだった「レバーの穴に入らない」といった不具合が発生することはありません。
Q:他社からも日本製のものが出ていますが、それらとは違うものですか。もし違うなら、その日本製とは何が違うのですか。
A:Rebirth Drive当製品とは異なります。当製品は、10点すべてを新たに設定した”セット販売のみ”となります。
昨今流通している従来の日本製においても、上記の[いただいたお悩み]の内容が直ることがなかったため、Rebirth Driveに多くのご意見が寄せられ、今回の製品化に至りました。それら従来品をすべてを調査したところ、機能を有していないものが多く散見されるとともに、最悪の場合、遅れ破壊(※)が発生するリスクがある製品もあることが確認されました。
当製品は、自動車純正部品として採用実績のある材料・熱処理・メッキを採用設計し製作・加工しているため、そのような心配は一切ございません。安心してご使用いただけます。
(※)遅れ破壊とは:外観上ほとんど変化がない状態で、突如として脆性的な破壊が起こる現象のことです。
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